Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……
まずは全国のVストローム1050(←キャストホイールのほう)のオーナー様がたに詫びを入れねばなりません。
私(北岡)は、こうして『スズキのバイク!』なんてWEBサイトをやっている身ながら、個人的な趣味嗜好の影響で失念していた、あるいはスルーしていたことがあるのです。
それは『Vストローム1050』のこと……
![画像1: Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/4970936214a8b0292ed084fdcbfd4ce7c2f59b54.jpg)
そのバイクがこちら。キャストホイール仕様の大型アドベンチャーバイク。
このバイクに対して私は、大変申し訳ないことながら『なんで冒険バイクがキャストホイールやねん』とすら思っておりました。道無き道すら突き進む重戦車は、オフロード想定のワイヤースポークホイールじゃないとダメだろう? って。
だから『スズキのバイク!』でも、Vストローム1050XTばかりに触れていたんです。
![画像2: Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/41df826f3ffec37a06049fed4221084b6bacbcdf.jpg)
ところが先月、2022年9月の上旬のこと。
Vストローム1050シリーズに、2023モデルとしてフロント21インチホイールの本格アドベンチャー仕様『Vストローム1050DE』が登場すると発表がありました。
そして、どうやらVストローム1050XTは、新型『DE』を後継機として姿を消すようなのです。2023モデルのラインアップはキャストホイール仕様の『Vストローム1050』と本格アドベンチャー仕様の『Vストローム1050DE』の2タイプで構成される模様。
で、気づいたのは……
![画像3: Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/d0e5421e7d224417825f8878ec2583d406b93a08.jpg)
キャストホイール仕様のVストローム1050、1回も乗ったことないという事実。
これは、実にマズい。来年2023モデルではフロント19インチはキャストホイール仕様のみ。そして現行モデルを知らないままでは、2023モデルが国内に導入された時に正しい判断ができない。
ということで慌ててスズキさんから借りてみました、Vストローム1050です。
![画像4: Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/fa56e76ef2de887ef3dbcbb1a84ffa87a402adf7.jpg)
しかしなぁ……
大型アドベンチャーっていうのは、個人的に『砂漠を超えての世界一周すら可能なバイク』っていうイメージがあって、そこにオンロードバイク的なキャストホイールはどうもしっくりこないような気がする、というのは先に言ったとおり。
私はもともとこのジャンルが大好きなので、それなりにこだわりみたいなものもありまして……
![画像5: Vストローム1050DEの発表で、ふと気づいたんだが……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/f576bd1798391a5f12aa40018ee6346271629b6a.jpg)
加えてVストローム1050ときたら、男らしさ満点の角目1灯ヘッドライトなど『質実剛健』を絵に描いたようなスタイリングを持つバイクでしょう? そこにキャストホイールは、なんだかやっぱり違和感のような気がするのです。
しかも、今回はちょっと『必要に迫られて借りてみた』っていうニュアンスもあったせいで、どうもピンと来てない。やっぱりVストローム1050シリーズは、ワイヤスポークホイール仕様のXTが好きなんだよナァ……実車を目の前にしてすら、そう感じる始末でした。
走りはじめて1分で激震……
![画像: 走りはじめて1分で激震……](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/10/09/112c544d52e4a1a751d479bcdacc0688880b4235.jpg)
だが、しかし。
エンジンを掛けて、クラッチミート。
リッタークラスのVツインエンジンを搭載していながら、電子制御スロットルで繊細に調律されたVストローム1050は気難しさや警戒感とは無縁のバイク。そのことはXTで既に知っているので、わりと雑に扱って発進した、ところ……
『このバイク、なに?』
って思った。
(下に続きます)
待って待って!? これ本当にVストローム1050?
え……なんか違うでしょコレ? 知らないうちにエンジンとかアップデートされてたっけ?
走り始めて1分以内に脳みそが大混乱。
なんだこれ。Vストローム1050って『XT』とこんなにも違うの!?