大幅なイメージチェンジが行われた新時代のアドレス125
“通勤快速”のキャッチフレーズでお馴染みだった「アドレス125」が、路線変更とも言える大幅なイメージチェンジが行われ、2022年の10月18日に発売されましたよね。
スクーター然としていたこれまでのスタイルを一新し、ヨーロピアンテイスト溢れるデザインを取り入れたレトロモダンなルックスで登場したので、従来からのアドレスファンの方はびっくりされたんじゃないでしょうか?
あまりにも大幅なイメージチェンジだったので、初めて見たときは「アドレスっぽくはないけど、超カッコいいじゃん!」と思いましたが、スズキが用意していたのは新型アドレス125だけではありませんでした。
超アグレッシブでスポーティなデザインの新型「アヴェニス125」も、ほぼ同時発売されたんです。
アヴェニス125の超スポーティなスタイルと、レトロモダンなスタイルの新型アドレス125は、真逆とも言えるスタイル。
これまでのアドレス125のスポーティなイメージをガラリと変えられたのは、この新型「アヴェニス125」の存在が大きいはず。
エンジンやフレームの基本的な部分などを共通のものとしながらも、全く違うデザインの原付二種/125ccスクーターとして、この2台がラインアップされましたから、どちらを選ぶかは、もはや好みの領域でしょう。
しかし、筆者の私(岩瀬)は、やっぱり新型アドレス125がどうしても気になります。
かつてアドレスV50に乗っていたこともありますが、2017年に“アドレスV125”シリーズの後継モデルとしてモデルチェンジされた先代のアドレス125が、原付二種/125ccスクーターとして、ひとつの完成形にまで達していたように感じていたからです。
そんなアドレス125シリーズの最新モデルはどんなふうに変わったのか?
まずは一新されたデザイン面から徹底チェックしてみたいと思います!
このデザインにピンと来たらいつの間にか虜になっている
バイクを選ぶ時って、まずはカッコよさが一番大事な部分だと思いますが、筆者の私はスクーターを選ぶ時だけは、デザインよりも機能性や性能面を優先していました。
毎日のように便利に使える乗り物でもある原付二種/125ccスクーターですから、デザイン性はそこまで重要視していなかったんです。
しかし、新型アドレス125をひと目見た時、普通のバイクを選ぶ時と同じように、デザインのカッコよさにまず惹かれていました。
まず気に入ったのは、丸すぎず角ばりすぎてもいない絶妙な形状のヘッドライト。
どこかレトロモダンな雰囲気が漂うデザインですが、メッキを施した縁取りのヘッドライトリムも美しく、大きさや明るさも申し分ありません。
クラシカルなデザインに見えても、ヘッドライトはLED仕様になっています。
インストゥールメントパネルは、アナログタイプのスピードメーターの他に、小さいながら多機能なデジタルメーターも装備。
その左右に、燃費のいい運転をすると青から緑に光が変わる「エコドライブイルミネーション」が配置されています。
このランプが走行中に綺麗に入れ替わるのがなんとも美しい……。
ボディの左右にある「Address125」のロゴは、高級感のあるエンボスタイプのエンブレムを配置。
キラキラと輝くように美しく、これが本当にカッコいいんです。
そして、個人的に超お気に入りなディテールが、燃料キャップを外に配置した「フューエルリッド」!
シートを開けなくても燃料が入れられるのはもちろんですが、メッキタイプの燃料キャップを見事にデザインに取り入れたのは、さすがの一言。
車体の取り回しやタンデム時にも便利な「グラブバー」も、クラシカルなデザインを際立てつつ、利便性にも優れています。
ちなみに、オプションパーツでリアキャリアに付け替えられる純正アクセサリーもラインアップされていますので、トップケースを付けたい方にも安心です。
全体のデザインを引き締めてくれる、メッキパーツのマフラーガードも超カッコいいんです。
やや丸みのある形状にしつつも、マフラーが細く見えるように後ろ側にかけてゆるくカーブしているあたりとか格別ですね!
スイングアームも兼ねたコンパクトな124cc空冷単気筒エンジンも全体のデザインにマッチしていて美しい!
近年のバイクでは外されつつあるキックアームが備わっているところも個人的に大好きなポイント。
いや〜、見ればみるほどカッコいいなぁ!
ただクラシカルなデザインにするだけではなく、モダンで現代風のテイストも盛り込まれているので、まさに“新時代のアドレス”に生まれ変わりました。
(下に続きます)
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これまで筆者はスクーターを選ぶ時は、機能性や利便性を優先していたはずなのに、新型アドレス125はまずデザイン性の虜になっていました(笑)。
個人的に原付二種スクーターとして、マジで100点をつけたいくらいのデザインに仕上がっています。
次回は原付二種スクーターに重要な新型アドレス125の「機能性」や「利便性」にも迫ってみたいと思います!