市街地、高速道路、ワインディングを走りおぼろげに見えた「アルティメットスポーツ」とは……? とにかく、最後までアルティメットな体験でした!

「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

画像1: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

前話でも触れましたが、正直『隼』って「アルティメットスポーツ」とは言っても、大排気量のツアラーモデルくらいの感覚で乗り始めたんです。

ですが、実際の『隼』は、エアロダイナミクスデザインでクルージング性能が高く、そこにはツアラー感があるのですが、峠道でもガッツリ走れるスーパースポーツに近いスポーツモデルのように感じました。

しかし、ワインディング編でもお話しした『隼』の挙動のブレなさは、『GSX-R1000R』のような硬質な走りとはちょっと違い、どっしりとして、それでいてしなやかな印象。

画像2: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

そして、扱うのに相応の技術を求められるように感じたスーパースポーツに対し、『隼』は誰でもその大排気量を扱える親しみやすさがあったように感じます。

スーパースポーツにカテゴライズするには少し異質なキャラクター性を持っています。

じゃあ『隼』とは一体何か……。

画像3: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

なるほど「アルティメットスポーツ」か

スポーツツアラーにもスーパースポーツにもカテゴライズできない『隼』の究極の唯一無二性。

それを表す言葉こそが「アルティメットスポーツ」なのではないでしょうか。

画像4: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

『隼』はライダーの乗り方に柔軟に対応してくれるため、のんびりしたペースのクルージングから、小さい峠でのスポーツライディングまで自由自在です。

ビックリしたのは、外観のイメージからは意外ともいえる機動力の高さで、他のバイクでも躊躇するような路面の荒れた舗装林道にも難なく分け入っていけます。

画像5: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

多少砂利が浮いていようが、ウェットだろうがグイグイ走るし、道を選ばない感が凄い……。

これまでツーリング中に、細い峠道などで『隼』とすれ違うと「あの人、大変そうだなぁ」なんて思っていましたが、多分アレ普通に走れるから入ってきてるんだな。

というか、むしろ楽しんでるでしょきっと!

で、想定はしていましたが『隼』は燃費もアルティメット級でした……。

画像6: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

今回564.7km走った燃費の内訳は以下の通り。

距離給油量燃費
A区間210.9km14.26L約14.79km/L
B区間205.7km14.81L約13.89km/L
C区間148.1km7.00L約21.16km/L
総計564.7km36.07L約15.65km/L

まぁ、こればかりは仕方ないですね。

B区間は峠道中心でしたし……。

逆にクルーズコントロールシステムを多用して9割高速道路を走行したC区間はかなり燃費が良くなりました。

画像7: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

高速道路では積極的にこのシステムを利用するべきかも?

しかし、20Lのタンク容量を有する隼は実測燃費から計算しても313kmの航続距離があることになり、今回も200km以上は手堅く走りました。

往復300kmくらいまでの日帰りツーリングなら給油ナシで帰って来られそうです。

画像8: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

それにしても、普通に乗っている限りでは本当にすることがないな、このバイク……。

むしろ降りている時の方が、取り回しや停める場所を考えたりとやることが多い……?

デザインも美しい『隼』は無意識に綺麗にしておきたくなり、バイクを降りるたびに拭いたりなんかしたくなりますし。

画像9: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

降りている時は重さを感じる場面もありますが、乗っていてこんなに楽しいんですから、ちょっと取り回しが大変なんてどうということはありません!

この圧倒的サイズ感のバイクを自由自在に操えているというだけで、充実感がハンパないですから!

画像10: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

そもそも乗っている間に気を遣い続けなければいけないバイクって、それはそれで乗るのに疲れてしまいます。

それに『隼』は、退屈なバイクというわけでは絶対にありません!

相応のスキルが必要になりますが、スポーツモデルらしく自分の思い通りにコントロールする楽しさも秘めています。

画像11: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

1339ccという大排気量とそれを支える安定感のあるフレームや足まわり。

そして、そのポテンシャルを誰もが引き出せるよう徹底された各種電子制御。

それらによって、高すぎるポテンシャルがライダーの感覚を追い越し、「恐怖」を感じさせることがありません。

画像12: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

スキルに自信のあるライダーに対しては背中を押し、運転が苦手なライダーには、その手を優しく引いてくれます。

乗り手の理想に合わせて柔軟にその性格を変える、ひとつの完成されたスポーツモデル。

『隼』がそんな究極のバイクだということを痛感した試乗でした。

(下に続きます)

試乗する前は憂鬱だったというのに、事後の気分は晴れ渡っています。

なんならこのまま行けるとこまで走っていきたいくらい。

でも残念ながらお借りしたバイクなので、試乗が終わったらお別れです……。

『隼』かぁ……。

画像13: 「アルティメットスポーツ」に込められた『隼』の唯一無二性

今回はホワイトだったけど、個人的にはやっぱサンダーグレーメタリック/キャンディダーリングレッドが良いよなぁ、なんて気になっちゃって、スズキの公式サイトを覗いてみると、お値段215万6000円……。

うん、毎度のことですが自分じゃ手が届かないっすね、ぐぬぬ。

そっとタブを閉じました……。

さて、いま『隼』が気になっているみなさんは、どうします?

よろしければ最初の【アルティメット試乗開始編】からご覧ください!

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