ツーリングバイクの旅ロマンを『バーグマン400』は実力でねじ伏せる
バイクでの旅にはロマンがあります。
快適性だけじゃ語れない。快適なだけが目的ならクルマで出かけたほうがラクだし。
愛車と共にどこまでも……私(北岡)は基本的にそういう考え方のツーリングライダーです。
しかしっ!
人生初の400ccスクーター『バーグマン400』でツーリングをしてみたら……なんかこう、自分の中にある旅ロマンの基準を改定しなければいけない気持ちにさせられています(笑)
ちょっと本気で困った。
あまりにも『バーグマン400』がツーリングバイクとして完璧すぎる。
世の中にはツーリングバイクを謳う車種がたくさんあるにも関わらず……特に普通二輪免許枠の400cc以下で言うなら、これ以上って無いんじゃないか?って思ってしまうくらいに。
しかも、なんなら大型バイクのツアラー以上に優れている部分まであるんです。
ツーリング最大の問題『荷物積載』は完全に不要となるバーグマン400
バイクでの旅において、個人的には最も大きな問題になると思っているのが『荷物』です。
愛車にぴったりのツーリングバッグを探して、それを装着して旅に出る。それもまた楽しみのひとつでしょう。
ところが、みなさんもわかっているとは思いますが……
容量42Lのシート下ラゲッジスペースです。
控え目に言っても、タンデムじゃない、ソロでのツーリングなら2泊3日くらい余裕すぎる。
宿をちゃんと取るなら、私(北岡)の場合『これだけあれば1週間くらい北海道ツーリングできるんじゃないか?』というのが正直な感想です。
しかもこれが、ワンタッチでパカッと開閉できる訳ですよ。雨で荷物が濡れちゃう心配ほぼ皆無。
荷物の出し入れがラクで防水性が高いなんて、旅ライダーとしては理想です。
あまつさえ!
フロントボックスが2つもある。右側が3.5Lで左側が2.8Lの容量です。
合わせて6.3L。シート下のスペースと合算したら48.3Lとなります。
私の場合は、ここにスマホとか財布など手回り品を突っ込んでました。ちょっとコンビニで買い物、っていう時のスピード感が半端じゃないです。
フロントボックスはロックが無いので、セキュリティ面が心配な時はロック可能なシート下に財布などを入れておけるので安心感もあります。
ちなみに左側のフロントボックスには電源もあり。自前でUSBソケットを用意すればスマホの電池切れもありません。
後はこのフロントボックスに飲み物を入れておけるのが便利すぎる。信号待ちの間でもキュッとひと口、うるおいを得ることができます。
便利がすべて、とは言いませんけど……
もちろん、バイクでのツーリングは『便利がすべて』だとは思いません。
けれどもツーリングに出ることにおいて、いちばん頭を使って悩むのが荷物問題なのは事実です。
荷物積むの面倒くさいナァ……って思っちゃうこと、私はよくあります。
でもバーグマン400は、そこに悩まない。時間を使わない。
『あ、明日から泊まりでツーリング行こっカナ』と思い立ったら、シート下に超テキトーに荷物を放り込んで、手回り品はフロントボックスへ。
ツーリングの『出発』があまりにも手軽です。
泊まりのツーリングに対して、気構えが無くなる
そしてもうひとつ言うなら『泊まりのツーリング』のハードルが異様に低くなることを付け加えておきたいです。
長距離を走る場合、天候や気温の変化に備えて雨具や予備の防寒具を持っていきたいですよね?
その『予備の防寒具』に悩まないんです。荷物スペースに余裕があるから、多めに持っていけばいい。単純にそれだけで解決。
いつだって備えは万全。その状態をすぐに作り出せる。これ、旅ライダーには理想の環境です。
あああ、困った(笑)
荷物だけでこんなにも長話をしてしまいました。バーグマン400のツーリング力の高さは荷物の問題だけじゃないのに、これじゃ誤解されそうです……
(下に続きます)
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でも、バイク旅が好きな人には、この素晴らしさをわかってもらえるはず。
そして、ようやく本題というか……前置きが長すぎて大変恐縮なのですが『バーグマン400』ツーリングでいちばん感動した部分を続編でお伝えしたいと思います!