新型『隼(ハヤブサ)』がついに目の前に……
とうとう、この時がきました。
スズキさんから新型『隼』をお借りすることに成功したのです!
新しい『隼』はどうなったんだろう……
2代目様のオーナーである私(北岡)としては、2代目の存在が霞むくらい進化してて欲しい気持ちもありつつ、でも置いて行かれるのもヤダ、みたいな気持ちもありつつ。
ある意味、恋する乙女のような複雑さ。
その乙女心な心境に関しては下の記事をご覧ください(笑)
ところでまず、初見での印象をお伝えしておきます。
たぶん、新型『隼』様は見た目にちょっとだけ大きくご成長なされたと思います。
カウルのボリュームというか、車体の横幅が広くなってる。
正確にカウルの寸法を測っている訳ではないんですが、2代目『隼』を所有しているため、こういうのは直感的に気づきます。
顔は現代的に綺麗め&シャープになってますけど、それとは裏腹に全体的な『偉そう感』が強くなってる。
顔だけじゃなく、ガソリンタンクからシートカウルにかけても、2代目様よりもシュッとした感じ。
オプションのシングルシートカウル(隼使いたちは通称“コブ”と呼んでいます)があれば、より一層そう見えるはず。
それに……新型『隼』様は最先端のスポーツバイクですけど、全体のシルエットはやっぱり隼のまま!
リア側に向けてハネ上がるようなスーパースポーツ的デザインとは違う、水平基調のスタイリングが継承されていることが素直に嬉しい。やっぱり隼はこうでなきゃ!
と、いうことで見た目的な新型『隼』様は……
2代目よりシュッとしたけど、なんかさらに偉そうになってるという印象です。
今回お借りした新型『隼』様はブラック×ゴールドのカラーだったので、余計にラスボス感を漂わせておりました。
うん、ちゃんとカッコよくなってる! いいぞ、新型!
新型で気になるのは、やっぱり見た目よりも……
ただまぁ、みなさん気になってるのは見た目以上に『走り』だと思います。
もったいつけるつもりはありません。
まず走り始めた瞬間の第一印象ですが……
『あれ? なんか軽くなった?』って思いました。
ちなみに2代目と比べて新型『隼』様は2キロのダイエットに成功しています。それでも車両重量は264kgの重量級。なのに体感的には10kgくらい軽くなったような走り出しでした。
あと、これは絶対に大きな差だと思ったのが『ハンドルが2cm手前になったこと』です。
たかが2cmのはずなんですが、2代目にくらべてずいぶん隼をコンパクトに感じるんです。
なので、先に言ったように新型は見た目のボリューム感が増しているのに、跨ると2代目より小さく感じるということをまず伝えておきます。
(下に続きます)
気分的に『手の内にある感』というか、扱いに対する安心感が増してる。持て余す感じが減ってフィット感がある。
良い感触だな……って、シンプルにそう思いました。ちなみに、このフィット感は走りに大きく影響してくるのですが、その話はまた後ほど。
190馬力の新型『隼』はパワーダウンしたのか?
そして、早速ですがひとつめの核心に切り込みます。
最高出力を190馬力とした新型『隼』はパワーダウンしたのか?っていうことです。
続編ではまずそのパワー、そしてエンジンフィーリングに関してじっくりお伝えしようと思いますので、よろしければこのままお読みくださいね!